金枝篇を読む

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『金枝篇』の迷宮:知的好奇心が爆発する「脱線読書」の贅沢な時間(その2)

J.G.フレイザーの『金枝篇』読書記・第2弾。太古の呪術の世界に誘われ、森へ。時間の概念を忘れさせる「脱線読書」の快楽と、「森の王」「樹木崇拝」の謎から、現代社会の自然破壊が持つ「野蛮さ」を問い直す。
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『金枝篇』の迷宮:知的好奇心が爆発する「脱線読書」の贅沢な時間(その1) 

◎プロローグ:コスパ重視の読書からの脱却 ここ数年、僕の読書は経済やビジネスに関する本が中心でした。もちろん面白いと感じる本もありましたが、その目的はあくまで「情報のインプット」。読書そのものを楽しむというよりは、常にアウトプットの手段や成...